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ノグチ(noguchi)
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2008年03月26日

気になる人とは、理解出来ない人?

気になる人とは、理解出来ない人?

久々に、書き込みをします。日々、人と関わり、語り、行動を共してもなかなか理解出来ないところがあります。そのことを、小林秀雄氏も指摘していますので、ご紹介します。


「誤解されない人間など、毒にも薬にもならない。そういう人は、何か人間の条件に於いて、欠けているものがある人だ。」
              (「イデオロギイの問題」12-269)

 誤解される人とは、やはり気になる存在の人とも言えます。
 むしろ、関心ももたれない人の方が、何か欠けているのではないかと語ることは、批評家の視点かなと思います。


「人生は理解できる事柄と同様に理解出来ない事柄も必要とするだろう。率直に考えれば、それは殆ど自明の理である。

お化けが恐いのはお化けが理解出来ないかであり、自然が美しいのも自然が理解出来ないからであろう。

自然が日に新たにその不可解な全体を現す事は、風景画家が良く知っている。

友人が完全に理解できたら友情もあるまい。それも、理解しても理解しても出来ないところがある、という様な筋のものではあるまい。その様な事は友情に関するほんの一要素だ。或いは一要素にもならなかったりするものだ。

友は、日に新たに理解出来なくとも、少しも差支えのない全体として現れる。愛情は、そういう全体しか見やしない。」
             (「鏡花の死其他」12-213)

 一つひとつの事をつぶさに検証しても仕方がないことで、様はその人の生き方とどう付き(向き)合うかにあると思います。
 やはり、ともに過ごす時間の深さにあるのかもしれません。


*参考す資料:小林秀雄語録集「人生の鍛錬」より


Posted by ノグチ(noguchi) at 10:22│Comments(0)TrackBack(0)

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