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ノグチ(noguchi)
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2008年03月26日

苦しみは愛するものから、幸福感で静じかな心に。

苦しみは愛するものから、幸福感で静じかな心に。
~小林秀雄語録「人間の鍛錬」から~


「人間は、憎悪し拒絶するもののために苦しまない、本当の苦しみは愛するものからやってくる。」
          (「ランボオⅢ」15-126)

 嫌いだが、拒絶しているので心に残らない(残したくない)から、苦しまないと小林氏は語るが、一般人はそうそうきれいに、頭から離れる事が難しいともおもいます。

 しかし、本当の苦しみは愛するものからの示唆には、ドキッとする風景を想像する。テレビドラマの見すぎかもしれませんが、ドロドロした溺愛の果ての抗争などは、苦しみのるつぼにはまる思いかもしれません。



「幸福は、己れを主張ともしないし、他人を挑発しようともしない。
 言わば無言の智慧であろうが、そういうものも亦(また) 大思想でると考える事が、現代では、何と難しいことになったか。」
           (「光悦と宗達」15-193)

 後半は、理解氏しがたい部分ですが、前半の「主張もしないし、挑発もしない」の言葉は良いなと思います。心が本当に満たされた時は、無言になるように思います。そして、しばらくして微笑みとして、周りへあふれ出すのかもしれません。
 幸福感を、「足るを知る」という老子に思想と考えると、人間がなかなか到達できな境地であるので、大思想に値する境地なのかもしれません。

 日本が、物を求め、アメリカに追いつけ追い越せと生きて来た結果、心の行き場のない幸福感を満たせない気分が、ズーっと続いているように思います。

 そう考えると、幸福とは人間にとってとても大切な思想なのかも知れません。



Posted by ノグチ(noguchi) at 22:29│Comments(0)TrackBack(0)

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